ベリーダンスレビュー 『ロマチカ ロマネスク』 @ART COMPLEX 1928

daysuke2007-11-04

出演:
- Bellydance -
YUMA, アルカマラーニフィルガルビ
- Music -
瀬戸 信行(クラリネット)
登 敬三(サックス)
高岡 大祐(チューバ)
古川 真帆(ヴォーカル)
都丸 智栄(アコーディオン)
永田 充(ダラブッカ)



昨日のリハの本番。
帰国すぐ昼からリハでその日に飲み終わって終電走って
朝10時に京都に戻るのは大変きつい。
がしかしぎりぎりセーフで間に合う。


さっそく通し稽古。
楽曲はダンスのサイズとばっちり決まっているしダンスとのソロ対決のところは
とてつもなく体力気力を必要とする場面。
リハするだけでもたいしたものだ。


昼飯にラーメンを皆で食う。
日本久々ラーメン、まずい。
ずっと横目で見てた長浜ラーメン
観光地にうまいものなし。


昼の公演は3時から。
早くも2時間前には席取りで行列。
この日は昼夜2公演完売ときいている。


本番前にはダンスをみてウハウハするぞ、と
頑張って楽譜を覚えようと生まれて初めて思ったのだが
ダメですね、演奏中ってそういう風な気が回らない。
特にサイズだってばしっと決まっているから気が抜けない。
楽譜にかじりつき、ではないけど、音楽にかじりつき。
女体にかじりつくのではなく、ダンスにかじりつく。


夜公演の前にふらりと散歩。
夜飯、って感じでもないけど軽く腹に入れたい。
コンビニなんてまっぴら、ベルギーで甘いものを楽しむ習慣が身に着いて
ミスドへ入って軽く二つ。これでいい。


夜はさらに客が多い。
ステージの熱気もさらなる。
リーダーYUMAさんのテンションも高い。
勿論皆も。
ダンスソロ対決シーンでの演奏者ダンサーのエナジーの高さ。
演奏者、みな芸達者である。
瀬戸さんはダンサーと踊り倒れ僕にバトンタッチ。
僕はノーマイクでの最大特殊奏法を駆使して
都丸さんは馬鹿テク、永田さんは気合入魂の打撃、
その全てを吹き飛ばすかのような登さんの圧倒的演奏。

ダンサーの妖艶さもかくや、という超色気と迫力の歌唱で揺さぶる真帆さんの歌声。


全方位演奏舞踊エナジー放射ですばらしい。
よくまあこんな凄いステージを三角すわりで身じろぎもせずに最後まで見ていられるもんだ日本人は、
とか思ってしまった。
拍手一つ声一つ、自分の意思で発せれないのはどうかと思うぞ。


今回のこのステージをブリュッセルから来ている音楽写真家ミレーナが撮影してくれた。
このすばらしい出し物の記録、ありがたし。


終演後は居酒屋で打ち上げ。
本当に観光地というのはろくな場所が無いのであるがしょうがない。
なにより参加者9割近くが女性という打ち上げは非常に楽しい。
隠し出し物で男装のダンスや猫バーなど深夜まで楽しく。

もう終電なんて全然無理で次へ。
ロックバーでまったりと飲む。
始発目指して出発。