BOLSHOIZ@cafe murmure BXL

daysuke2007-10-06

朝もちょっと耳がぼんやり。昨日の大音量のせいか。
日常のことは少し忘れた昼間。


夕方にギターアンプを借りに行くのでRTTへ。
この一見スクワットのようなぼろい建物には音楽やアートが詰まっている。
ちょうど裏手で大きなテントの準備が。
 
面白そうな雰囲気ありありで話かけに行くとやはり僕らが出演キャンセルされたところだ。
非常に好意的に話してくるのでなんで?と聞くと、どうもこのテントイベントは
非公開というかまあ非合法というかアンダーグラウンドなものでいろいろ公的な部分と
折り合いがつかないらしく、会場持ち主とテント側で話がこじれた模様。
子供鉅人はもうすぐ帰ってしまうことなど伝えると向こうもこちらも悔しい。
ものすごくやってほしいんだ!と言っている。なすすべが無いのが悔しい。

しかしこれで終わり、って感じはしない、これは始まり、いつもそう。


ギーアンとミュウミュウの近所の家に帰るギタリストのヴァンソンを無理やり詰め込んで車で向かう。
すでに出来上がってややこしい感じになっているジジイババアがいるんだが、店や客が追い払う。
黙々とセッティング。
ここはPAのパワーが無いのでひと苦労だがヤニックとでぐっちゃんはなんとか完了。
ヤニックは昨日からカオスパッド3という新しいおもちゃで遊ぶのが楽しそう。今日はドラムは一つ。
こちらは昨日から借りているベーアンセット、低音を心持上げると音が凄くしっくりした。


本番前のボーっとした時間、どうやらすでに警察がきたとか、音量抑える約束をする。
パンクバンドには辛いところだ。
本番直前、客もかなりパンパンになってきてさあ行くぞ!というときにヤニックの様子がおかしい。
もはや耳の痛さが限界になって来たらしく「病院にいってくる」と言い残して楽器を片してしまった。
いきなりオリジナルボリショイズトリオ。


音量のハンデは逆によく作用しお互いの音がきちんと聞こえてとてもいい感じだ。
今日は最初にボリショイズの曲をまとめて演奏して集中を高めた。
大きくは無い、しかし強烈なパンチのある爆発。
ばっちりだ。
踊り狂う客たちも続出。


休憩中にあちこちから声がかかる。
友人知人熱狂的な客たち。
小さな店ではあるが、ここは音楽の渦だ。


番長ジムに紹介されてセネガル系の人たちと話した弾みで
2部のインプロのテーマは「アフリカ」に決定。
ワタンベは手でドラムセットをたたきまくり、僕は口の中に入れたマイクを響かせる。
tubaを吹きながらコンガを叩きまくっても見る。
ここにサックスの巨人(身長2m7cm)グレッグに参加してもらう。
最近はじめたという趣味のテナーサックス、これでもかというくらい豪快にブローして。
なんかフリージャズmeetsパンクロックwithアフロビートな感じで最高!
この熱狂のままでぐっちゃんも参加して新曲のダンスtuneで爆裂してラスト。


非常に気持ちのよいライブであった。
終わったあとはここのおすすめのベルギービールを飲み飲み飲み。
久しぶりの痛飲。
4時くらいまでこの店にはひっきりなしに人がやってきて飲み話し歌い笑う。
チベットから来たという女性医者と話したあたりからさすがに眠くなってきた。
帰ってきたヤニックの車に機材積み込み、これから番長と飲み歩くというワタンベとでぐっちゃんを残し
エリック邸に帰宅、全部積み下ろし、あんまり記憶なし。
そのまま倒れるように寝る。