谷町meeting vol,4

daysuke2007-02-28

host:yannick dupont(ds,laptop)高岡大祐tuba
guest:加藤吉樹g フェイターンtermin,vo クニ鈴木b 桂悠介 vo,尺八 香山鉄兵bariton guiter みやけをしんいちsax


毎月不定期恒例フリーセッション、谷町ミーティング。
今回のホストはご近所ポコペンに滞在しているヤニックさん。
まずは彼の楽器をピックアップ。
ひいこらいいながら徒歩でセットを運ぶ。


今日は伽奈泥庵の客席奥をステージにする。
ヤニックはpcとドラムなのでどうしても場所を取ってしまうが仕方ない。
マイクを2本立ててセッティング。
今日は比較的参加者多いほう、初めての人が二人。
組み合わせ作るのに少し苦労。


この日の全ての詳細は言うまい。
しょっぱなは僕とヤニックのデュオ。
ここのところとてもよくやっているので息はぴったりになってきた。
なるべく彼が一緒にやったことない人との組み合わせを進行する。


三宅のサックスが今日はとてもポップに響く。
彼や加藤さんはヤニックとも僕とも慣れているので組み合わせは初めての人混ぜる。
この日は持ち込みアンプが2台あった。
珍しいバリトンギターの香山さんはモジュールになるシンセを使用。
テルミンフェイターンさんは結局PAを使った。
二人とも楽器の特性のオモシロさを生かしている。
ヤニックは珍しく尺八を知らなかった。
こういうはっきりした音の楽器は組み合わせやすいと感じた。


後半になって少し司会などしながら進行する。
こんな風なのはいかがでしょうか、などという投げかけつき。
加藤・香山・クニ・ヤニックの見かけはまるでロックバンドというのは
分かりやすく大受け。
まさかクニさんが突然歌いだすとは思わず腰を抜かした。


途中これはいけない、と思うことが2回。
ヤニックのpcを勝手に触り始めて演奏者あり。
壊したら責任取れないではないか、その甘えのようなものを感じて
本当にこういうこというのは嫌いなんだが演奏中に言葉で相手の演奏をさえぎり
やめさせる。
自分だってやられたら嫌な事。
(基本的に人に自分のtuba吹かれるのは嫌いだ、ピストンの調子必ず悪くなる)
冷めてしまった心で即興演奏するのは辛かった。


ある演奏者が声での演奏を頼んだら皆が知っている自分の持ち歌らしきものを
歌い始めた。
これは止めるまでもないが、全然ダメ。
共演者に必ず何かを強制する形になる。
自分がフリーになるのではなく、共演者をフリーにする、みたいなこと出来たら
凄いいいね、みたいなMCをした直後の話なので非常に腹が立った。
笑って誤魔化されるのはさらに嫌いだ。
半分だけ目線を人殴る直前の強さにして真剣に話す。
「人をハッピーにするための演奏」とかいうのもナシにしてくれ。
そういうわりに誰があの場でハッピーになっていたというのか。
少なくとも俺は不快でならなかった。


(ずっと前に僕が行っていた即興ワークショップで
ジャズのスタンダードした者に対して主催者が猛烈に批判していたのを思い出した。)


主催しているものとしては店の迷惑にならないようにすることと
こういう場で人に何かを強制させる演奏をすることは最低避けたい。
なんでもいいですよ、ではないのだ。
おそらく俺は最も柄の悪い主催者に違いない。


人に怒るのは元気が出るが嫌いだ。


とはいえ、バラエティー豊かによい瞬間がたくさんあったのも事実。
最後の全員合奏なんてとても感じがよかったと思う。


オープンにするのって難しい。
開けば開くほどトラブルも来るだろう。
俺は物凄く心の狭い好き嫌いの激しい人間だ。
しかしそれでもギリギリまで門は開いていたい。
知らないことが知りたいのだ。


次の会は14日、帰国前のヤニックがもう一度皆さんを迎えます。
皆さんのお越しをお待ちしております。