ファイア@谷町伽奈泥庵

daysuke2007-02-24

GRIND ORCHESTRA
LOVE BEACH
増子真二&和田晋侍
東野祥子/ダンス/E2-E4(Manuel Gottching作曲の最初のテクノのレコード)
あふりらんぽ/おに&ぴか
PIG&MACHINE/ユカ&ジョン・ハート
カラステング/WON,BUN666,高岡大祐,カント,和田晋侍,煙巻ヨーコ、ピカチュウ
DJ
秋井仁
友野周平
VJ
THE RKP a.k.a.ロカペニス
PA 中島基裕
広告美術 大坪毅己


なんとも壮絶な一日。
3時に入るとすでにそこは設営されていた。
なんでも9時からスタッフ入りして飾りつけなどしていたらしい。
出演者の顔ぶれ見てくれ。


僕は主催BUNさんの誘いで彼と共演、カラステングというこの日のためにユニット。
カントさん(ex村八分)と共演するのは実は初めてだ。
サウンドチェックというか打ち合わせというか、なんちゅうか本中華なリハはあっという間に終了。
さてこれから本番までの6時間以上をもてあます。
その辺で飲んだりもした。


なんとかぶらついて時間を調整しそこそこの開演から見る。
ラブビーチ、ユカ&ジョン・ハート、グラインドオーケストラ。
いつも深夜の伽奈泥庵で飲んでいる面々はツワモノ揃いの音楽野郎(婦女子も)たちなんだ。
それを垣間見る。


あふりらんぽの開始。
このパーティーはBUNさんの東京行き壮行会(自分企画)で、
二人は東京に行く彼に当てたオマージュを歌に盛り込む。
少し内省的に感じたステージだった。
この日はピカチュウのドラムに釘付け。
この間に東京に出張に行っていたヤニックが直接帰ってきた。
お帰りなさいと口頭打ち合わせ。


僕らの出番の一つ前は東野祥子&BUN。
マニュエルゲッチングのレコードを元に即興演奏や映像のコラージュとダンス。
これがどえらいシロモノで会場大拍手。
これ終了後すぐにセッティング。


マイクが固定であまり周囲を見渡せない。
右背後に和田君のドラム左背後にカントさんとヤニックが舞台上。
ピカチュウはダンスとボーカル。
リハ時の打ち合わせとまったく展開の違う即興演奏になった(やっぱり)。
突然始まるウォンさんの宣言のような語り。
目の前でピカチュウとヨーコちゃんが踊っているとポコペンのかんちゃんもたまらず踊りだす。
怪しいビートが膨れ上がる。
僕の右側には痙攣するような感じでエレキギターをかきむしるBUNさん。
桝本コウタも飛び入りしてきた。
いつ果てるともない混沌としたダンスミュージック。
僕はシンプルにベースを刻む。
後ろのほうでいろいろな人たちが入れ替わり立ち代りいろんなことをやっている様子。
混乱が生き物のように動き出す。


終わりかな、と思ったらここでまさかの事態に。
ピカチュウが歌う「ハッピーバースデー」
そう、この日は僕の誕生日なのだ。
照れる、照れまくる。
ここからも曲は膨らんだりしぼんだりまた誰かがバースデーソングに持ち直したり
うにょうにょ。
何度も何度もハッピーバースデー。


こんなに無茶苦茶でエネルギーに満ち溢れた誕生日祝いは初めてだ。
ただただ感謝、この地元でこの日を過ごせたことを嬉しく思う。
お店のさとちゃんからは可愛い神戸カップというワンカップが贈られたり。


僕らの後はDMBQの二人、増子さんと和田君の「シンジ&シンジ」
始まる直前に3曲目に参加して、と言われ、はいよと。
なんと始まってみるとパーティーバンド!
瞬間着替えから戻った二人はとっぽいジャケットで決めてかっこいい。
ドラムとギターだけでたった二人のパーリーナウ!
大受けである。
増子さんが松崎しげるにしか見えない・・・。
3曲目はあの有名な酒の名前の着いた曲である。
歌って踊ってさあ大変。
物凄く楽しい。


この辺でいろいろと限界。
なんせ店の人が空気が悪いと外に飛び出すくらい喚起が悪い。
後で聞くとやはり僕らの演奏中に警察から指導入ったみたいだし・・・。
煙草に異常に弱い僕は言わずもがなである。
ヤニックがなんで誕生日教えてくれなかったんだ!と凄い勢い。
いや、忘れててさ、とか何とかかんとか。
連れ出されるように、しかし僕のお気に入りのお店で今回だけは
気持ちよく友人たちに囲まれておいしいお酒と楽しい会話に酔いしれる。


もうこのくらいの時点で相当いい時間、3時とかは余裕で越えていた。
まだイベントは続いているのだろう、しかしもう戻れない。
地元の強みで逃げ場はどこにでもあるので撃沈するまで飲みに飲む。
BUNさんはじめ皆様、どうもありがとう。

写真は紅いマスクのピカチュウ