パクチャンスーセッション@新世界BRIDGE

daysuke2006-10-18

パク・チャンスー (pf)臼井康浩(g)高岡大祐(tuba) Trio
omm-pah(山本信記 + 江崎將史 from popo)
Gianni Gebbia(as.ss.) 江崎將史(tp) Duo
メロングループ[愛宕メロンg 木内健弘b 橋本達哉ds]


昨日に引き続いてパクさんと臼井さんと。
(写真はメロングループ橋本さんのキック)


物凄いめんどくさいことが同時に進行していて作業に手間取り
家を出るのが遅れてしまった。近所なのに少し遅刻。
しかし心配無用、パクさんはまたしてもお疲れでホテルで休息。
疲れやすいのか?


サウンドチェックはまたしても二人で、
昨日より音は聞こえやすそうな感じ。


休憩が結構あったので日本橋へ歩いていき
いろいろ捜し歩き、DVDコンボドライブを購入。
市販のものは手が出なかったので中身とケースを買って簡易自作。
なんとこれだけで3分の1の値段でゲットだぜ。


客入りさびしい〜な〜
ま、少し早いからもう少しかな。
最初はomm-pah、おんぱーと読む、はず。
POPOで人気のtp二人、僕ももう長い付き合いだ。
多分世界一乾いたサウンドの二人がごく短い可愛いセンテンスをアンサンブル。
ずっと前にノブキがどこかに作曲しかけたフレーズがたくさん垣間見える。
懐かしい。
通常の音楽にはありえないほどの隙間だらけ。
あれ?というくらいあっという間に終わってしまった。
良かったのだ。


続いて急遽参加が決定したジャンニさんと江崎さんのデュオ。
今月はヨーロッパから来日してツアーしている奏者多し。
ジャンニさんはイタリアから、なんかナイスガイなルックスで高感度高し。
音のほうは物音系ながらユーモアたっぷり。
やっぱ面白い音って聴いているだけでなんかハッピーな気持ちになる。
子供の頃そうだっただろう?そのままだ。
サックスの特殊奏法はもう嫌というほど聴いてきたがまた新しいものを聞く。
ラテンの血か、愛らしく楽しい感じ。
江崎さんは侘びの極地みたいな音。うーん、ジャパン。
10年以上前に友人とつけたあだ名は「ラッパ仙人」
さらに高みに到達。
なんでも江崎さん専用という鉄製の四角い柱でtpを擦って疾走する。
あああああああああ、超神経逆撫で系の音、これがtpから出る音か?
押すときはマイルドで引くときは・・・巨人がガラスを引っかいている。
tp、磨り減ってなくなってしまいそうである。
なんだか、さすが。


この間にBLOのヤニックが大阪から帰りたてで駆けつけてくれた。
ともよ、アンタはタフだ。


そして次には僕が推薦して来ていただいたメロンさんのグループ。
ブリッヂには初出演、僕の周りの人たちも初めて見るという。
メロンさんは関西で40年以上も即興演奏をされてきた方らしい。
僕は以前、伽奈泥庵の対バンで感動。
物凄く繊細なものを感じた。
しかし今回はなんだかPAがロック的な音の処理をしているようで
その繊細さが音量の影に隠されてしまった感じ。
ギターとベースがどーんと出て、ドラムがガツンと出てれば
音楽は良いってもんじゃない。
残念だ。
しかし良い演奏である。
音源ないのかなあ。


やっとこそ我等のセットである。
やはりこの時点まで僕とパクさんはほとんど会話していない。
ここまで来ると凄い話である。
そのまま演奏へ。
昨日よりはラウドには進まない、インサイドピアノ的演奏との共演から。
今回は臼井さんのアンプが近くてギターの音に耳が覆われて
自分の音は結局聞こえなかった。
ピアノもあっという間に疾走。
がーん。
パクさんは目を閉じてアスリートか格闘家のようになっている。
もはや音像では太刀打ちできない。
自分のできることを探し果てる。
まるでゴールの逃げていく中距離走である。


昨日より疲労困憊で幕。
もしかしたら自分は音の埋まり果てているところでは
やることはあまりないのかもしれない。
聞こえなくても良いや、と思ったものの、やっぱ聞こえないとつらい。
演奏相手の音をもっと聴き合えるような環境での即興演奏でないと
本領が発揮できない場合多し。
自分に反応してくれ、ってわけではない。
ただ単に音量のことばかり手間がかかるのは苦手だ。


終演後、またしてもパクさんはお疲れのご様子でホテルへ直行。
またしてもほとんど会話することはなかった。
とても不思議な二日間。
自分では分からなかったが人の意見を聞くに僕らの演奏は良かったそうだ。
旧友が多い夜、ついつい酒も弾む。
明日は富山行きだってのに。


さらに近所のクレイジープレイス・ポコペンからお呼び出し。
個人的2次会の後にふらふらでチャリ機で駆け出して深夜まで。