『SANGUE』レコ発記念ライブpikaia pandeiro special@江古田バディ

daysuke2006-09-06


渡辺隆雄tp 中西文彦g 小澤敏也perc 宮川剛perc
guest/渡辺亮perc 松本健一ts 後藤篤tb 高岡大祐tuba
横沢紅太郎(VJ,ビリンバウ)
P-CLUB:柳本誠司 玉井正剛 井出野敦

4月にレコーディング参加したピカイアスペシャルライブ!
入り時間に到着するとppsの4人はもうすでにリハーサルをはじめていた。
ここで4人のサウンドをじっくり鑑賞。
宮川さんの変態電気パーカッションはやっぱエグイ!


ちょっと押し気味で全体リハスタート。
サイズも決まったしっかり楽曲。
リハのテンションじゃねえぞこりゃ。
他にも見所満載期待。


リハ後はそそくさと街歩き。
少しダチと飲んでから会場に戻ると1曲目が始まっていた。
安心、ゲストの出番は2部からだ。


開場には驚きの客数。
なんせカウンターまでパンパン立ち見。
すげえ。
こんなの渋さくらいでしか見たことない。


白いジャケットでかっこつけたリーダーちょっと固いが勢いアリ。
やはり気合が違うんだろうな。
ちょっと綺麗過ぎるかな、と思ったリハ時の音も客に吸い取られて
程よくなっている、さすが田中兄貴PA


とにかく4者の顔の見えるステージは楽しい。
宮川さんのアホアホライダー変身プレイパンデイロ。
真面目な顔してみてるお客がアホらしい。
ゲストパーカッションの妖怪亮さんは何か音色が違う、怪しい。
1部はカウンター付近で完全に客と化し
盟友あやちゃんと一緒に飛び跳ね踊る。


いよいよ出番の2部、その前にショーあり。
VJやってる横沢紅ドンのビリンバウですよ。
しかも小澤さん亮さんの2名人に挟まれて。

どえらい硬い表情の紅ドンはなんとビリンバウを弓弾き!
そりゃあ弓と弦の楽器ですからね、ありだけど
はじめてみました。
さすが工夫の人。
原始時代にpcを混ぜるか、エフェクトかけて綺麗な音。
良いトリオでした。


続いて小澤さんのパンデイロ教室P-CLUBEの歴戦の生徒さんと
小澤さん宮川さんのパンデイロアンサンブル。
生徒さんたち長いこと見ているが巧くなった。


これが終わると同時に客席に控えていた我々管楽器部隊『四管』は
good-bye-georgeとfly-awayを練り歩きメドレー。
お客が多すぎるのであんまり歩けないが近くの客の乗りもよく
思いっきり吹いてみる。
久々に兎跳び奏法も披露。


ステージへ駆け上がると今度は打楽器全員が客席から怒涛のバトゥカーダで
会場をさらに沸かす。


ここからは息も切れるような演奏が続きに続く。
なにせ1曲にこめる体力や息が1ステージ分はあろうかという
圧縮と熱さ。
久々に曲終わりで軽い息切れ。整えるまもなく踊る。
飛び跳ねる。
なんかこの感じ、久しぶり。
はしゃいでんなあ、俺。
30超えてからついぞなかったかもしれない。
20代の頃にライブが楽しくて仕方なかった頃のような。
全員のプレイを聞くのがとても楽しい。
休符の間も周りを見聞きするのに走る。
目が合うと笑顔。
誰かのビートに反応して踊る体。


ほぼ全部決まりごとありで、自分のソロもない
それなのにこのドキドキ感はなんだろう?
リズムがビートがグルーブが、心躍らせる。

1部でナベさんが言ってた「ドラムセットをばらしたリズム隊が良い」
って話、全部自分でやっちまわないで、皆でやる。
ホーン隊も声も打楽器と化す。
当然ずれる、すべる転ぶ、戻る。
その微細なうねりを大音量でやるからか。
非常に心地よい。


ラストまで疾走しそのままアンコールは「悲しみよさようなら」
よく歌う。


終演後全員と握手。
こんなライブは滅多にない。
誰も手を抜かないこと、全力で息も絶え絶えに。
誰かの演奏に乗っからないで自分で何とかしようと全員で。
素晴らしい。


早速勝利の美酒を。
何に勝ったかよく分からないけれど自分たちに乾杯。
酒が旨い。
コースターは名古屋からお越しのデザインチームdraaawの仕業。
血のように赤いコースターをこのために作って持ってくるなんて
さすがよ、まーみさん。
酒が倍旨い。


メンバー関係者たくさんでワイワイ。
渋さのメンバー数人「音大きくなったねえ」だって。
大音量なんてついぞやっていないのにね。


この最高だったライブに少し考え物。
おそらく集まった多くのお客さんはブラジル音楽の大ファンが大勢
といったところ。
大方が着席のまま。
いや、それもいいのさ、しかし血沸き肉踊るこの音楽を
まるで学校の授業のようにみてるのはどうなんだろうか?
明らかにアホくさいことしてるところでもお行儀よく
素晴らしいソロの後に名前が呼ばれて初めて拍手。
ソロ拍手なんてお義理でやったら腐れジャズ、
フライングしてこそ己がかっこよいというのにね。
しかし沢山が踊ってくれたのも事実。
感謝を。


久々のバディーってったらやっぱりラムですか。
よー飲むはワシも。
最後は僕のdraaawだけになってしまい
お店スタッフと飲酒。
血の様に来いレモンハートまるで麦茶の量。


ご機嫌のままこの晩は久々に記憶喪失ちゃん。