誰も見ない日記

これが本当に日記というやつだろうか
僕は自分のために日記は付けない。
いや、記憶力の異常ななさをカバーするためにもこのはてな日記はある。
自分で呆れることはないのだが、物凄い忘れっぽい。
人の顔、名前、場所、なんでも忘れてしまう。
1年以上たって覚えていることはよほど重要なことばかりだ。
その1年以内に自分のすべてが詰まっている。


いま、ブリュッセル、サンジルに帰りたいと思う。
日本が嫌いなのではない、この国は便利だ。
外来者(よそもの)であるのだから楽しみは倍化されてはいるだろうが
それにしても、あそこにはなにかがある。
何も当てにせず歩いていると、生きることにわくわくするようななにか。
日本では強く保っていないと生きるエネルギーを吸い取られることがある。
あそこで僕はそのままでいるだけで、生きる力が沸いてくる。
音楽があるからだ。ニューオリンズもそうだった。
あそこに帰るのは次の冬だ。
それまでこの心が持つかどうか、少しだけ心配ではある。