ただの日記でも。

確定申告も終えてホット一息(ということもないんですが)
少し抜け殻状態のところに怒涛のライブ続きで、久々にオフ。
作品化を予定している音源の整理があるのですが、それも少し一段落。
で、久々にただの日記でも書いてみようかと思います。
(誰が読んでいるかわかりませんが)


ここ最近は柄にもなく、少しだけ自分がやってきた事を振り返ることが多くなった。
昨夜は久々に加藤崇之さんとの共演で、そういうことがきっかけでもある。
加藤さんと初めて共演したのは当時参加していた渋さ知らズだったので、
98年頃、16年前の事だと思う。
当時20代なかば、何も知らず何も出来なかったただの若造。
それからいろんなことがあり、音楽的には様々な変化をして今に至るけども、
この間は今から考えると濃厚にしてあっという間の事のようで、
自分では連続している感じもして、気持ちはあまり変わっていないように感じている。
時間がたって変わったといえば変わったけど、たいして変わってないんだろうなあ。


にしても、最近はさすがに40代ともなれば、大したことは何もやってこなかったにしろ、
嫌でも積み重ねてきたことを自覚することはあって、方が少し重いような気にもなってくる。
「まだ40代で何を言っている」と年長者は言うだろうけども。


あれもやりたいこれもやりたい、という20代の頃からいろいろやってきて、
同じことはできるだけ繰り返したくない、自分にとってだけでも新しいことをしていきたい、
というふうにしていると、なんというか、やることは年月を経てどんどん少なくなってきているように思う。
同時に音楽のやり方も、足していくというよりは引いていく/削っていくことに好みも移っていて、
これもそういった変化に即しているのかもしれない。


これからそんなに面白いこともないのかもな、と思ったところに、なにか刺激を与えてくれるのは、
既知の/未知のミュージシャンとその音楽だ。
出逢い自体もこれから増えていくとは思えない、が、そんな希少な出逢いが、
明日からの生きる力になるかもしれない、というかすかな希望だけが、
ほんのちょっとだけ、足を進ませる。


またほんの少しだけでも、生きているのが楽しみになります。