2014

新年の挨拶というよりも、ここのブログもご無沙汰していました。
おめでとうございます、と何故か年々言い難くなっているのですが、
どうぞ今年もよろしくお願いします。
(新年にはなぜか不吉なことばかり考えてしまう癖があります)


一年という区切りにあまり意味を見出せないのは幼い頃からなのですが、
僕を直接最近知っている人は御存知の通り、最近は釣りに熱中していて
月齢を強く意識して生活しています。
カレンダーを見ずとも夜に空を見上げれば、月齢はだいたいつかめるものですし、
海も満ち引きは否応なく釣り人の釣果を左右しますから。
今年の元旦は新月の大潮(ひと月の中で最も満潮と干潮の差が激しい)で、
旧暦の月の始まりとも重なる、まさに「はじまりの夜」でした。
(その日も釣りをしていて、とんでもない事件に巻き込まれたのですが)


この数カ月で自分の音楽に対する考え方や方法も、ずいぶんと変わってきました。
現時点で言葉で説明するようなことではないので、いつかこの前に
「あの時はこうだったのだなあ」と思い言葉にもなるのだと思いますが、
その時間の中にいる間は、そのままの自分です。


昨年後半からは、自分の演奏/音楽に加えて、自分より若い世代の音楽家達と交流することに
強い意味を感じるようになりました。
僅かながら多少の経験を通じて得たものを、若者たちに伝えて力になる、
僕もそろそろそんな年齢になってきたのだなあ、と思います。


自分の音楽に対しては、より淡々をしてきた、というか、
さらに音楽から音へ、という方向へ自然と向かってきているかと思います。
以前は悩みだったことが、悩みではなくなってきたりもします。
まあ何かと大変なのは相変わらずですが、静かに充実しています。


時の流れを感じることが多くなりました。
今年も新しい出会いや新しい別れが待っているのだと思います。
来年の今頃も、そのように思って時を感じることが出来れば、幸いです。


お逢いするのを、楽しみにしています。