借景ソロCD

ソロCDの盤届きました!
今日は一日組立です。

どうしても既製品で気に入ったケースがなくて、あちこち探して
音楽とは全く関係のない会社でダンボールの素敵なケースを見つけました。
プラスチックが苦手なので好都合です。
予算の都合と好みもあってジャケットの表裏はシンプルにスタンプです。
これがダンボールにぴったり合います。
内容の情報は中のライナーに、これは大阪のラブ関係者は知らぬ者なしのレトロ印刷JAMに、古びた紙に掠れやすいインクで作りました。
いずれもデザインごとには素人の僕のものなので、大したことはありません。
(たとえ不完全でも人に任せるより自分で出来る限りやってみたい、というのは全てに対する僕の趣向です)


ワクワクしながら届いた盤を再生すると、ちょっと笑いました。
これはなんだ。tubaだとわかる音が出てくるまでには、数曲を要します。
それも果たしてどうか…
ボリューム小さかったかな、とか思うとそれは間違いで、あまりに音量のダイナミクスに差がありすぎるので、小さい音は小さく、大きな音は(といっても生音で控えめですが)大きく。
生音、加工なし、エフェクター、コンプレッサー、エコーリバーブ、一切なし。
曲によっては京都の夏の虫たちの騒ぎ、よくよく聴くと遠くで農作業をしている人たちの笑い声まで入っています。
自分が大好きな、昔のアフリカやアジア辺境などの現地採集録音とインプロが入り混じった感じです。
これは果たして音楽か?


今までCDRはたくさん作って売って来ましたが、初のCDです。もちろん自主制作。
誰にも頼まれてもいないのにこんなものを作って…と自分でも思います。
CDRなら思い立ってすぐ作れて初期経費も殆どかからない、文無しだというのに借金までして作るか、と我ながら思いますが、作りました。
CDの盤、ダンボールケース、中の紙ほぼ全てに至るまで、国産品で出来ています。
特にCD盤とダンボールは、国産に限ります。音や質感の密度が違います。
既成品のカチッとしたものが好きで、手作りのものに安っぽさを感じる人には、興味ない品物かもしれません。
僕は手作りを選びます。


自分自身高価なものが嫌いなので限界まで安くしたつもりで1500円。馬鹿だなー、文無しのくせして。


パーツが届くのを待っている間にアイデアが溢れてCDRも作ってしまいました。
こちらは全く違って、あっという間に仕上げました。
より「音楽らしさ」のない作品。
だからというわけではないのですが、外見はちょっと面白くしようと思います。
(まだパーツが届いていません…)
こちらは千円です。


初売ライブは明日、大阪です。


10/14(日) CD「借景・夏」発売記念ソロライブ
大阪【堀江FUTURO】 start 20:00
http://futurolive.exblog.jp/
高岡大祐tuba
投げ銭
今夏に録音した音源で制作した初ソロCD「借景・夏」
できる限り内容に沿ったソロ演奏をしようと思います。