坂田明reeds 高岡大祐tuba 本田珠也ds

今年の春一番で初めて共演した珠也さんとは坂田さんのお導きだったが、あの時は密なコミュニケーションを取るには少々難しい状況だった。
野外でフリーは難しい。コミュニケーションがステージ→客席→ステージ、というのに偏りがちだ。
ステージ上のミュージシャン同士のコミュニケーションがグルグルと密に細やかに取れて、それを観衆が感じ取れてそれがまたステージに廻るようなものが良いと思う。
閉鎖された空間、じゃなくて、何かしらの「結界」が必要だ。
その点、手狭なジャズライブハウスはやりやすい。
今宵はさらにアコースティックだ。坂田さんの音も珠也さんの音も、デカイ。
僕はまあ小さな音量なわけではないが、それでも大きな音量の楽器ではない。
それでも生音、聞こえなくなって構わない、コミュニケーションが取れれば。
良い夜だったと思う。爆発的なエネルギーがあった。
今後に繋がりそうな、嬉しい夜。