高岡大祐tuba ワタンベds 橋本達哉ds 都築バクg 瀬尾亮vo james barrett(tp)

ちょっと色々事情があって告知詳細できてなかったのですが、明日本町ヌオーでセッション。
地元大阪市内でも、即興演奏の場をすこしずつ増やしていきたいと思っています。。
そんなに堅苦しいものではないです。演奏家達が自分たちの違った技術や感情や歴史を背景に、初めてのコミュニケーションをする現場を見に来てもらえれば嬉しいです
と告知してのセッション、これで3回目。


最初は僕と橋本さん(通称はっしゃん)。
彼の演奏は集中力が素晴らしく、尖らず優しい。一音一音の繋がりが流れるようだがルーティンには聞こえない。
物凄く気持ちよく歌わせてもらった感じでtubaを吹かせてもらった。
次はバクとワタンベ。
もう一人ドラマーがいたからだろうか、ワタンベの気合も集中もみなぎる演奏。
バクは少しマイク乗りが悪く音量は低いが、そのぶん何をやっているか聞きたくなるような好演。
ここでFacebookで見かけて初めてやってきたjames barrettさん、トランペッターだ。
全く知らない状態なので僕がデュオで。
本当に何をしている人かわからない人と即興演奏で手合わせするのは、こういう場独特のものがある。
管楽器のアプローチとしては僕とどこか通じるところもある、楽音と非楽音(ノイズ)を区別することなく演奏する。
それでいて押し付けがましくも雄弁でもなく、とてもいいコミュニケーションが出来たと思う。
見ていた演奏者達も少し興奮気味。
休憩を挟んではっしゃんとワタンベのドラムデュオ。
この二人は僕が最近最もよくやっていて注目しているドラマーたち、
どことなく近いのに、なんとタイプの違うことか。
この違いと同じポイント、他に様々な物事が時間軸で変化し続けるコミュニケーションを見届けるのが即興を鑑賞する醍醐味だと思う。
続いて2部前にやってきた瀬尾さんを交えてジェームスさんとバクと。
少し散らかっている感じと、変なまとまりが見えたセット。
最後に全員で。お互いによく聴き合うことを目標にはじめる。
これだけ人がいるとほとんど必ず音が出ているような状況で、聴くことをモットーにする僕としては自然と音を出すことが減る。
聴くことに忙しくなるからだ。即興演奏をすることは殆ど聴くこととイコールになる。
「聞く」と「聴く」は違うものだ。
この夜のセッションではいろいろな発見が出来たし非常に有意義だったと感じた。
場の雰囲気も良い感じだった。