坂田明as,cl,vo Jim O'Rourke(g) 高岡大祐tuba 山本達久ds

あじい!


気持ち良いですね、夏です。
勿論冷房なんて使ってません、クソったれですあんなものは。
改めて太陽が好きなことを再認識しました。
食欲も進みます。汗だらだらかいて。


昨夜は坂田明ジム・オルークx高岡大祐x山本達久@フォックスホール
「このtubaのやつだけ知らねえ、見たこともねえよ」という客席の声も聞こえる中、。
コミュニケーション能力の高い皆さんとの共演楽しかったです。
僕にとって音楽におけるコミュニケーションとは、別に馴れ合いやただの会話のような
あいきたりの演奏ではなくて、例えばひとつに、
「全員がバラバラのことを話しているのだけど、それを言語で理解しているのでもなく、そこにあるなにか(多くは音)でお互いのことを感じあい有機的にそれが変化していく」みたいなことです。


このセットは5月に春一番で演奏したのですが、あの時はお互いの音が殆どうまく聞こえない状態で共演していて、
(ジムと達久くんは坂田さんの音が聞こえない、僕は達久くんと坂田さんはなんとか少しでジムはゼロ、坂田さんはある程度皆が聞こえているが非常にバランス悪い)
本人たちは一体何がなにやらわからなかったライブなのですが
(かように、即興演奏のライブでは音環境やPAに左右されます)
昨日はジムがアンプを使っている以外は全部生音。
フォックスホールはほとんど防音が施されていず、生音を非常に良く聞こえます。
達久くんがドラムをフルボリュームで叩いても、僕の音が聞こえるというのは奇跡のようです。
坂田さんの圧倒的に抜けのよい音、ジムの繊細なボリュームコントロール
飛んでくる達久くんの音。


そういえばサウンドチェックで僕は知らなかったですが、ジムがZZトップの曲をやって(生まれて初めて吹いた)
そのせいか、かなりロックなセットが多かったです。
ロックな坂田さん!それにしてもいジムの音はロック門外漢の僕にも「音だけでロック」を感じます。


後個人的に楽しんだのは、会場に冷房がなくて、
お客さんには団扇が配られて、大人たちが熱い中団扇で仰いで集まっている姿に、
子供の頃の夏の集まりを思い出しました。
いいんです、暑くて、夏ですから。

終演後の打ち上げ(こういうのも久々)も楽しくおいしく。