ライブ&カレー&DJ@うどん屋ジャズ競輪

DJ宮田信(世界一のソウルジャズコレクター)
ライブ:田内万里夫(paint)高岡大祐(tuba)坂田明(as)
まずいろいろと面白くややこしい。
普段はうどん屋であるJAZZ KEIRINというお店でDJが入り、ライブペイントと演奏がある、しかしうどんは出さずにこの日はカレー屋。
???
しかし面白いのである。
これで僕は3回目になるジャズ競輪でのライブ。
店長栂野さんが「自分の好きなもの3つを合わせたお店」であるここはうどん食い関西人の私も唸るうどんの名店。
この日は宮田さんがDJ、コンパクトアナログプレイヤーもスピーカーも持ち込みで自転車でやってきた、という事。
勿論かけるのはアナログシングル盤のみ。
もうのっけから、非常に気持ちの良いセレクトにやられてご機嫌。
マリオさんはいつもより小さめのキャンバスを用意。
初めて来た坂田さんは興味深そうだ。
ライブ演奏は、絵が仕上がる時間まで、という限定条件がある。
いつも90分くらいやっていて、坂田さんには途中で休むのありですよ、と伝えておいたものの、
この日は70分の仕上がりまでノンストップ。
まずはサックスの美しい響きにやられまくる。吹きまくっても何してても、美しいのだ。
私の今まで開いてなかった引き出しをどんどん開いてくれる。凄い。
私は特殊奏法らしいものをほとんど使うことなく、ただただ演奏が出来た。
合間には伝統歌、都々逸、デタラメ歌唱にフリー落語まで、坂田さんとどまるところなし。
終わり際は見ることも合図を送ることもなく、すとん、と。
すごい時間だった。
マリオさんの絵は金銀で美しく絡み合っていた。
終演後は大宴会。店主栂野さんは30年前に買ったという坂田さんの「20人格」のレコードにサインを貰い上機嫌。
坂田さんはオフステージも恐ろしく面白い。
フラフラになるまで飲んだ。
なんか猛烈な気分になった夜。