giovanni/norberto/daysuke/池澤龍作@池袋バレルハウス

Giovanni di Domenico(p)高岡大祐tuba 池澤龍作ds,per
Norberto Lobo(g,solo)ゲスト:山本達久ds,per
ジョヴァンニが大好きなバレルハウスでのライブ。
昨日共演の達久くんがオフということで飛び入りに。
今回ノルベルトの初演奏だ。彼はソロギターのみ、ということ。
池澤君とジョヴァンニは初共演。前からぜひ組み合わせてみたかった。
最初はノルベルトのソロ。ヤマハの71年製アコギで。
非常に繊細で物凄いテクニックと集中力。
多くの音が流れるように演奏されるのを聴いていると時折幾つかの音がギターの音に聞こえないような不思議な瞬間あり。
最後の方には歌ってもいた。予定より長い演奏は恐らく燃えていたのだろう。
短い休憩後ジョヴァンニと池澤くんと僕。
非常な微音から。昨日から僕は引き続き音程から距離を取る演奏。
西洋音程ではない、とかではなくて、いかようにも取れる音程感。
非常に難しい。
3セット目は達久くんも入れてツインドラムカルテット。
ジョヴァンニも打楽器的アプローチを多様。
当然全体的に音量が上がるがあえて自分はその中に埋没するくらいの音量で演奏する。
ドラマーズが二人共シンバルをマレットで連打する。
爆音ではないが倍音が立ち上がり空気を埋めていく。
僕の頭がおかしいのかどうか知らないが、聴覚刺激で目の前に鮮明な視覚イメージが湧く。
物が砂のように崩れていく、全部。
我に帰り、この中で非常に小さい音で演奏する。
殆ど聞こえないだろう、しかし、それでもそこにその小さな音があるのとないのとでは、全体の音が私には明らかに違う。
演奏をする、というより少しだけ音をデザインするような感覚に近い。
お客さんには聴こえていただろうか、それとも感じられただろうか?
ここが自分にはハイライトだった。
最期は静かに終了。
終演後は旨い酒をご馳走になり二日もかけて準備されたカオマンガイを頂く。
極上に美味い!
最近の金欠を気遣われ米や漬物を恵んでもらう。ありがたい。
今回のアジトに送ってもらい帰宅。