『はつもの!』@中崎町コモンカフェ

■森川訓恵 箏、唄 YTAMO keyboards,voice
■高岡大祐tuba,笛 橋本達哉 drums


ものすごいぐらぐらで目が覚めるとワタンベのうちだった。
家から5分のここで酔いつぶれるとは情けない。
昼ごろにもそもそ起きて帰宅し一生懸命ご飯をつくって食べて夕方ぎりぎりまで寝る。


少し回復して会場へ。
着いたらもうすでに橋本さんがいてさっそく飲んでいらっしゃる。
今日がはじめての共演、ご挨拶、でもまだ飲めない。
橋本さんは以前メロントリオというバンドで見てその演奏がずっと気になっており
今回のお声かけで共演が実現。
もうひとつのセットも初対面らしい。
橋本さんはなんか日本ドラマティックな人で、個人的には腰砕けになるほど面白い人。
なかなか笑えないハードシチュエーションをたくさん抱いておられるのだがお人柄か
なんか笑ってしまう、いや笑ってはいけないのか。
なんか愛すべき人なのだ。
話してて楽しい人と初共演は非常に楽しみ。


僕らは初手。
そんなに広くないのにやけに響く場所の残響がライブで急に違ったように聞こえる。
二人とも完全に生音で。
あっという間に顔中から汗が出てくる、昨日の酒だなこりゃ。
音と汗を吹き散らかす。
橋本さんには音で気を使わせてしまっただろうか、僕にはやりきるしか方法がない。
最後のほうはまとまりが良すぎてしまったかもしれない。


タイバンのお二人は女性デュオで汗かき男臭デュオとは対極の涼やかな。
しかし長い。シンセの音色と声で聞かせるところにぐっとくるが、聞き所はそこだけ、
ってわけではないが、ソロでよかったかもしれない。
橋本さん、思いっきり寝てたなあ。あれで正解か。


最後の全員セッション、ってことで少しやな予感がしていたのだが
これが以外にもコンパクトにいい感じだったと思う。
自分が何とかしなくてはいけない呪縛から解かれてのびのびできた気がする。
しかし橋本さんの寝冷えは大丈夫だっただったろうか。


ドラムとのデュオということでどうしてもボイラーズとの意識がある。
初対面のセッションには今はあまり興味がなくて、できれば人間関係と同じく
密にそして時とともに変化していくだろうものに興味がある。
橋本さんとは何かで続けて生きたいと思った。
最後は同じく乾杯してまた飲んじゃった。