フレイレフジャンボリー@池袋バレルハウス/辰巳高岡山本session@早

daysuke2008-01-27

昼:フレイレフジャンボリー
  ゲスト:高岡大祐tuba 山村誠一steel pan
夜:辰巳光英elc-tp 高岡大祐tuba 山本達久ds,per



さてこの日は長く楽しかった。
昼は池袋の馴染みに、例のブラスフェスタというイベントがなくなり予定の浮いていた
友人たちのバンドフレイレフジャンボリーをブッキングしたので顔を出す。
まあそれだけではなんだから演奏もしようかと。
昨日の今日で準備も楽。
25日の勝手にブラスフェスタ、というイベントに出演中に偶然通りかかった誠一さん、
これがご縁でこの日もゲスト参加されることに。
はたして出演者全員関西人という、非常に珍しい大所帯。


準備も済ませて開場するとなんとなだれ込むようにやってくる人々。
このお店で昼のライブというのはこの12年以上で初めてだと思うのだが
まあよくこんなにたくさん、というくらいやってきた。
最初は客側に廻る。
普段ブルースライブとかで3,4人の出演者が相場、というこの店に基本出演者が9人だ。
そんなに大音量バンド、というわけではないフレイレフでも天井も低いし
かなりの迫力バンドと化している。
間近生音、太鼓ピカリちゃんはスネアで池田さんは大太鼓と小物パーカッション皮モノなどで別れ
こういうセットが好きな僕としては結構たまらない。
賑やかで楽しく踊れるサウンドに、これは昼から呑むしかないでしょう、と。
いえい、楽しい楽しい。

そのうちに幕間で出番がきた。
はいはい、呼ばれて飛び出ていきなりかなりハードな曲。トラディショナル変拍子
まあこういう短い出番では高岡大祐の役どころはアホ全開と相場が決まっているので
ハードコアなアホ面を振りまく。
両女史のリズム隊に瀬戸さんのクラとカルテット。超ハード。
そして誠一さんを呼んで例のタンザニア50年代曲を70年代フリージャズ風に、の曲。
(25日の日記参照)
スティールパンの音だけでびっくらこいているお客さん多数。
涼やかな音と一緒にリラックスして楽しむ。


2部のフレイレフはなかなか渋い曲を持ってきてじわじわと盛り上げていき
後半は僕と誠一さんも参加してどちゃどちゃ賑やかに。
勢いとまらずドンドンやって、アンコールあたりでは僕はtuba置いて大太鼓担当させてもらった。
たーのしー。
シンプルに楽しい、いえーい。
酒も美味いぜ。


終演後はすばやく片付け、夜はまた別でライブが入っているの撤収。
僕はこの後ライブが、フレイレフはこの後明日のリハがあるということなのだけれども
せっかく異郷の地で成功を収めたのであるからささやかでも撃ちあがりたい。
と、取って置きのお店にご招待。
昨年東京で入ったレストラン第1位に輝く中華料理店。
ほぼスタッフ状態で幹事をさせていただく。
注意深くメニューを組み合わせ。
バレル店長に「キックバックもらえ〜」とかいわれるくらい尽くしてみたが
皆で美味い飯食って歓声を聞くのが一番の嬉しさ。
ああ、美味かった、たまりません。
リハ前ライブ前だというのによく酒が進んだ。


池袋のスタジオに向う連中を途中までナビして大きく挨拶をしてわかれ
急ぎ足に早稲田へ向う。


++++++++++


辰巳さんはなんとなく体調不良そう、この人はそれで心配はないのだけれども。
達久君とは久しぶりだ。
辰巳さんはエフェクターボードからベースアンプ使用、達久君はお店のドラム、
僕は今回初めてマイクを奥まで突っ込んでtubaでここのモンスタースピーカーを鳴らす。
数百人規模のクラブ対応だというここのシステムでtubaを鳴らすと、奥底のほうから低音が鳴って
これはすごい。


三者三様のありよう。
辰巳さんと僕はGYROで一緒、似た様なシステムを使っているがドラマーが違うだけで
全体のサウンドの感じとは随分と違う。
知的でアグレッシブ、というアプローチの達久君のプレイに流れは寸断され
あっという間に景色を変える。その少々の強引さが面白い。
1部より2部はさらにその度合いを増す。
GYROだと自分が攻撃的に演奏しているぶんか、この三人だと僕が一番安定する方面に
向うというのはまた面白い。


しかし昼と夜でここまでまったく違う演奏する自分に、ちょっと呆れる。
見渡せば自分のライブは表面はほとんど全部違うのだ。
昼は楽しく華やかにパーティー、夜は一転して集中力を針のように絞る爆音セッション。
この辺の振れ幅が自分でも妙でいい。


これはありそうでなかなか他にないものだったと思う。
充実。酒も美味い。


終演後はまたしても池袋に戻り昼の功労賞の店長氏とほろほろになるまで飲み明かす。
今回の上京もまた実り多かった。