らくだチェック@恵比寿みるく

daysuke2006-12-29

【高速スパム】
【The Backdrops
【BYFAL】
【AFRO田介】
【#DIV/0!】
【バルタン・セイジ(伴奏・さぶちゃん)】

鉄割アルバトロスケット
【山中カメラ】

DJ・VJ
【やっちん】【第三者】【王貞治】【DJ RYU KONNO×VJ稲葉まり】

food:
青山【上海倶楽部】「たまラーメン」【東京カリ〜番長】のカレー


今年の純正仕事納め。
鉄割アルバトロスケットに売り込んで参加。
本来はバイファルで参加予定だったのだが途中で不参加要請があり
先日の宮永会館での鉄割を見てどうしても参加したくなったので
戌井君にお願いしたのであった。


ほとんど誰も居ない時間にみるくに入り楽器と大荷物だけ預かってもらう。
これで文字通り肩の荷が下りる。
これからかなり長い時間、東京放浪が始まる。


中央線沿線をふらふら。
高円寺の馴染みの店を流して一通り見る。
お気に入りの焼き鳥もナイス。
吉祥寺へ移動。今日でラストという映画に滑り込む。
「悪魔とダニエルジョンストン」
レイトショーは満席。
酒酔いで一瞬落ちかけたこともあったがそれ以外は食入るように見る。
魂が揺さぶられる。
やっぱ歌詞が分からないと歌は駄目だ。
幻視のような映像に取り込まれる。
自分のやりたいことをわき目も振らずやりたくなる、もっと。


なんだかぐらんぐらんの状態でみるくに戻るとバイファルが始まっていた。
今回は俺とパクウォン君を首にして関根真理嬢が入っている。
リズムに安定感がある。
しかしみるくの音響とバンドのサウンドがあってない。
ベースと太鼓の区別が付きづらい、まったく低音さえ出てりゃいいのかよ。
バンドの演奏はなかなか良いのだが何かがおかしいので近寄ってみていると
数名がとんでもなく酔っ払っていることが判明。
同じラッパ吹きとしてはここまで酔っていて吹ける辰巳光英は凄いと思うが
いかんせんリーダーが酔っ払っていると途中でぐだーっとなるのは必定。
しょーがねーなー、酒飲みは、俺もだけど。


さらに地下のステージには鉄割の舞台が拵えられてあって賑やか。
DJが緩やかに音楽をかけている。
奥の部屋ではフードコーナーが。
いかんせん腹が減っていないのとクラブイベントのフードは量が少ないのでパス。


メインステージではその名轟く高速スパムのライブが始まる。
バンドの音になっている。
ちょっと見せ方が肌に合わないので少しして退散。
悪くはないのだが。


そろそろ出番なのでスタンバイ。
舞台裏の楽屋には凄まじい衣装の山。
どうやって判別するのか分からない。
とりあえず中島(兄)君の言いなりで渡された衣装を見ると
ズタズタの振袖とちょうちんブルマのような和装の下穿き。
どうすれば良いのか分からないのでそのまま適当に着る。
何故か戌井君に絶賛される。
楽屋裏の鉄割というのは初めてだがなんだろうこの変なテンションは。
皆が個人的に自分の出番を同時にさらっているのでとてもつもない
平行馬鹿な感じが凄まじい。


僕の出番はドヤラップ、くらいだったはずだが急遽誘われて色々出ることに。
最初の「ふるさと」凄い人数の出演者にまぎれて。
今回の僕の役どころは「人間ターンテーボー」なのである。
「ふーるさとふーるさと」という掛け声に合うベースラインをひねり出す。
こういうのはシンプルなのに限る。
鉄割にはパンクとファンクが良く似合う、と思う。
慣れているドヤラップ(渋さ時代に良くやった)より初に出るほうが
印象に残る。
突然「けんちゃん曼荼羅」に誘われたので教団員として参加。
間近で見るせいか、いや、それ以上にテンション高いぞ。
けんちゃん、満場のお客さんも蹴散らしての大奮闘。


鉄割1部終わったら階上メインステージに行きライブを見る。
アフロ田介というえらい舐めた名前の大編成バンド、
これが和製アフロビートで良かった。
アフリカにべったりでもなくファンクに媚を売るでもなく、
丁度良いところでアフロビートとアフロラテンが止揚している感じ。
楽しく躍らせてもらった。
ギリギリまで見てまた階下の鉄割2部へ。


ここでは初参加のエロガッパ、幼児帽LLサイズを見つけたので
それをかぶり休憩時間もはき続けていた和装ブルマはそのまま
上半身裸で出た。
恥ずかしさより面白さのほうが先だ。
脱がされるのは嫌いだけど脱ぐのは好きだ。
もうひとつ急に決まった出番では中島弟君とタイマン。
弟君はほとんど裸なのでここではジャケットを着用。
出番が終わった後舞台が見れないのは残念な限り。
しかし楽しかった。


これで全部終わりだあ、と思って上に上がると
おそらくバックドロップのメンバー中心によるフリーセッション。
さっきまでDJしていた人もサックスを手に準備している。
結構こういうセッションが苦手だったりするので
まあ見ているにとどめようと思う。


なんか凄いことになってる。
ドラムが一人でギターは三人くらい、謎の発信機振り回す人、
サックス2、そのうちtpも追加。
意味なんてねえ、熱い汚辱のようなマグマ。
ホーンが全然聞こえない、ベースがいないというのと
こりゃおもろいというのもあって、居場所発見。tuba持って乱入。
久々に最大音量で吹き続ける。
この音量は普通は絶対聞くに堪えない、
ドラムの瞬発力でホーンを吹くのだ。
必ず皆に嫌われること必至の音だがこの場なら大丈夫。
なにせフジロックのグリーンステージで生音で響かせた音量なのだ。
狂乱のステージに馬鹿もう一人追加。
乾君が狂ったように弾きながらステージから落ち続ける。
途中口琴の人からマークを貰い必殺ベル突込みで
クソ味噌にコンプのかかった音でベース音をいただく。
ボリショイズ張りに吹きまくる。


このセッションで〆。
なんだか今年辞めたあのバンドの昔のように熱いステージだった。
この年になってまだこんなことやってるのは馬鹿面白い。
衝動を忘れたくない、思い立ったらすぐに行動できる瞬発力は
社会性がとてもないので受け入れられないだろうが俺はやっぱりこれが好きだ。


後は飲み会状態。
久しぶりに泥酔したミュージシャンの群れによる惨状を見まくる。
こういうとき、何故か酔えない自分がいる。
皆さん大丈夫、内緒にしておきますから。


あまりの乱痴気騒ぎは朝まで続くのか。
というかもう朝だ。
面白かった。
なんとなく酒を覚ましたくて早朝の恵比寿のウェンディーズで珈琲。