第6回ピカイア祭り@西荻窪音や金時

daysuke2006-10-09

1,ピカタツ
渡辺隆雄tp,perc 小澤敏也perc 松下達也(芝居)
2,四管
渡辺隆雄tp 松本健一ts 後藤篤tb 高岡大祐tuba
3,小池(Hands of Creation)+BIC(バランサ)+pikaia+中西
小池龍平vo,g BICperc 渡辺隆雄tp 小澤敏也perc 中西文彦g
4,木下尊惇g,vo
5,ピカイアオーケストラ
渡辺隆雄tp 松本健一ts 後藤篤tb 高岡大祐tuba 小池龍平vo 中西文彦g 木下尊惇g
小澤敏也perc BICperc 柳元武司perc 玉井正剛perc 井手野敦perc


6年前の開催から参加しているピカイア祭り。
さながら音楽の運動会である。


最初は元祖ピカイアと芝居のコラボ。

2番手は出番で四管。
うーん、なってるハウスのライブ同様、悪しきジャズの香りが。
あまり楽しめない。
何をやっているのかわからなくなる。

3番手は歌モノとピカイアのコラボ。
管楽器三人が後ろでただの飲み屋状態になる。
ここで初めて飲んだ酒がこれ。
http://www.khukrirum.com/
ククリラム、大阪で気になっていたのだが飲みそびれていた。
いつかのラムコンテストで優勝したという噂。
ネパールでサトウキビが取れるのは知らなかった。
口当たりが異常によく分かりやすいうまさ。
子供の頃に好きだったグルカ族のナイフを思い出す。
http://www5f.biglobe.ne.jp/~ssbohe/one_khukuri.htm


4番手がこの日の目玉白眉。
今まで僕はプログラム上すれ違ってばかりいた木下さん。
ムユムユギターに驚く!
ナイロン弦の6弦ギターをくるっとひっくり返すと12金属弦ギターが!
表裏一体のこの楽器は木下さんのお師匠エルネストカブール作だとか、
世界に3人しか奏者がいない難しい楽器。
ムユムユとはケチュア語で「めまい」だそうで、
くるくる回転する奏法によってギターがめまいを起こすという・・・
何度見ても笑ってしまうのだが、それに加えて染み入るような
木下さんの音色にうっとり、回転にわはは。
話術も独特でたまりません。
ちゃんとしたアルマジロチャランゴの演奏。
この楽器、こんな演奏をするものだったのかと大驚き。
ボリビアフォルクローレは随分と前にさらったことがあるが
こんなに豊かな音楽だったとは、と気付かされる。
この日の収穫大はここ。

木下さんのHP
http://www5f.biglobe.ne.jp/~taka-taka/menu/menu.htm
そしてびっくり仰天カブールの楽器たち!
http://www5f.biglobe.ne.jp/~taka-taka/menu/cavour/instrumentos/inventos/inventos_top.htm


最後に全員合奏オーケストラ。
最初のボリビアの2曲は木下さんとも合奏。
しかし音のバランス上なかなか聞き取りづらくて困った。


フェラクティの曲をやったが、いかん、アフロビートは
興味のない人はやってはいけないもののような気がした。
殺気がない、怒りがない、天に拳を上げる衝動がない。
形式だけのアフロビートほどつまらないものもないかもしれない。


最後はしっとり歌モノ2曲。
特に僕の必要性はないさらっと演奏。


客としては大いに楽しむところもあったのだが
なぜ自分が呼ばれているのか分からなくなった今回。
たぶんメンバー紹介のとおりに「音が大きい」というだけで
呼ばれたのだろう。
残念でならない。


大阪で調子に乗っていたのか?
いや、喜んでくれるメンバーとお客と店に向かって
精一杯演奏することのどこが悪いのか。


もう1杯、ククリラムを飲んで退出。